クリスマス・ホリデー

WAKA(中1)

クリスマスの物語1


今日の日付は十二月二十五日、そうクリスマス当日です。この赤い手ぶくろはだれが落としていったのでしょうか。

クリスマスの物語2


ある街の男の子はサンタさんがプレゼントを持ってくるのを待っています。けれども待っても待ってもサンタさんは来ません。男の子は、がまんできずに外に出ました。

クリスマスの物語3

家を出て十分ほどたちました。明るいところへ来たら、なんと小人が立っていました。男の子よりも小さく、とても可愛らしいです。男の子はとっさに

「ぼくのプレゼントは?」
と聞きました。そうしたら小人は

「ぼくは持ってないよ。」
と、言いました。逆に小人が聞きました。

「ぼくの手ぶくろは知らない?」

男の子は

「あ!知ってるよ!ぼくの家の前に落ちているよ。」

と言って、小人と家まで向かいました。小人を家までつれてきて

「これだよ。今夜はもう寒いからぼくの家に入りな。」

と言い、小人を家に入れると、小人はもう消えていました。

クリスマスの物語4

「心配したよー。」

そう言って、お母さんがハグをしてきました。そこで男の子は目の前にプレゼントがあるのを見ました。

「やったー。ぼくにもサンタさんがきたんだ。」

お母さんと握手を交わしてプレゼントを開けました。すると、ずっと欲しかったものが入っていました。最高なクリスマスです。

解説

4枚のイラストを元に物語を作るという課題。もちろんクリスマスを意識して書いてもらいました。

絵の順番は自由に変えて良いルールのもと、絵本の原作を書くように、あたたかい物語を創ってくれました。

WAKAさんが当塾に参加してくれたのは今年の春。作文を始めてからまだ一年も経っていないのです。それでも提示された4枚のイラストと向き合い、物語を紡いでくれました。
まず良いなと感じたのは、主人公の男の子の子どもらしさ。初めて会った相手がいくらサンタさんの帽子をかぶっていたからと言って、いきなり「ぼくのプレゼントは?」と聞いてしまう。小人も負けずに「ぼくの手ぶくろは知らない?」と聞き返す。この辺りのやり取りが、いかにも絵本にありそうで、逆に今の僕には書けないなぁと思いました。この感覚、狙って書けたら大人になって本当に絵本が描けると思います。忘れないでほしいなぁ……。
物語はそんな思い通りに行動してしまう男の子の優しさに支えられています。サンタさんを待ちきれずに外に出たのに、いつの間にか小人のために手袋のありかに案内し、

「今夜はもう寒いからぼくの家に入りな。」

と言い、小人を家にまで入れてしまいます。無邪気で無防備な優しさを持つ男の子のキャラクターは絵本の主人公らしくて、可愛らしかったです。WAKAさんの今後の成長が楽しみになりました。

塾長

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